書籍情報
書籍名
学びを結果に変えるアウトプット大全
著者
樺沢紫苑
発行日
2018/08/03
目次
- CHAPTER1 アウトプットの基本法則 〜RULES〜
- アウトプットとは?アウトプットの定義:「現実」はアウトプットでしか変わらない
- 自己成長とアウトプットの関係:成長曲線は、アウトプットの量で決まる
- アウトプットとは「運動」である:体で覚える「運動性記憶」が記憶定着のカギ
- アウトプットの基本法則1:2週間に3回使った情報は、長期記憶される
- アウトプットの基本法則2:出力と入力のサイクル「成長の螺旋階段」
- アウトプットの基本法則3:インプットとアウトプットの黄金比は3:7
- アウトプットの基本法則4:アウトプットの結果を見直し、次にいかす
- 効果的なフィードバックの4つの方法:「成果」を「成長」につなげるためのステップ
- アウトプットの6つのメリット:人生が楽しく、豊かなものに変わっていく
- CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 〜TALK〜
- 01 話す1:昨日の出来事を話すのも、立派なアウトプット
- 02 話す2:ポジティブな言葉を増やすだけで幸せになれる
- 03 話す3:悪口はネガティブ人生の始まり
- 04 伝える1:見た目や態度は、口ほどにものをいう
- 05 目を見る:目は「想い」や「感情」を伝える饒舌な器官
- 06 伝える2:柔らかく的確に伝える「クッション話法」
- 07 挨拶する:挨拶は「あなたを認めています」のサイン
- 08 雑談する:「長く話す」より「ちょくちょく話す」
- 09 質問する1:開始前の質問が、学びの方向性を決める
- 10 質問する2:場の議論を深める「適切な質問」とは
- 11 依頼する:「ギブ&テイク」より、「ギブ&ギブ」の精神
- 12 断る1:「本当にやりたいこと」を優先するために
- 13 断る2:「優先順位」を絶対基準に、即座に判断
- 14 プレゼンする:緊張を味方につけると、パフォーマンスは上昇
- 15 議論する:必要なのは、入念な下準備と少しの勇気
- 16 相談する;気持ちを誰かに話すだけで、心は軽くなる
- 17 つながる:「強い絆」の15人を濃い関係をつくる
- 18 ほめる1:「ほめて伸ばす」は理に適っている
- 19 ほめる2:相手が調子に乗らない、効果的な「ほめ方」
- 20 叱る1:怒るのは自分のため、叱るのは相手のため
- 21 叱る2:信頼関係がないと、叱っても逆効果
- 22 謝る:「謝る」のは「負け」ではない
- 23 説明する1:「意味記憶」から「エピソード記憶」に変換
- 24 説明する2:「堂々とした態度」に「裏付け」をプラス
- 25 打ち明ける:自分の本心を明かすことが、絆につながる
- 26 自己紹介する:「30秒」「60秒」の2パターンを用意
- 27 営業する1:「売り込む」のではなく「価値を伝える」
- 28 営業する2:「価値>価格」が成り立てば商品は売れる
- 29 感謝する:すべてがうまくいく魔法の言葉「ありがとう」
- 30 電話する:いざというときに、最強の力を発揮するツール
- CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方 〜WRITE〜
- 31 書く:書けば書くほど、脳が活性化する
- 32 手で書く:タイピングよりも圧倒的な手書きの効果
- 33 書き込む:びっしり書き込まれた本は、学びの軌跡
- 34 書き出す1:頭の中にある情報を、写真のように残す作業
- 35 落書きする:「記憶力を高める」という驚きの効果
- 36 書き出す2:脳は、同時に3つのことしか処理できない
- 37 上手な文章を書く:「たくさん読んで、書く」以外の道はなし
- 38 速く文章を書く:「設計図」しだいで、文章が3倍速で書ける
- 39 速く入力する:仕事でパソコンを使うなら必須のスキル
- 40 TO DO リストを書く:朝イチでやる、1日で最重要な仕事
- 41 気付きをメモする:アイデアを逃したくなければ、勝負は30秒
- 42 ひらめく1:リラックスこそが創造を生み出す
- 43 ぼーっとする:「ぼんやり」が脳の働きを活性化
- 44 ひらめく2:最高のひらめきに必要な4つのプロセス
- 45 カードに書く:アイデア出しに欠かせない、100均カード
- 46 ノートをとる;思考の軌跡は、1冊のノートにすべて残す
- 47 構想をまとめる:初めは、紙とペンで「アイデア出し」から
- 48 プレゼンスライドをつくる:パワポを開くのは、構想が固まってから
- 49 ホワイトボードに書く:意見を出し合う場では最適なツール
- 50 引用する1:説得力を圧倒的に高める「引用」マジック
- 51 引用する2:プロが使うツールで、適切な引用元を探す
- 52 要約する:140字で鍛える「要約力」=「思考力」
- 53 目標を書く:具体的な「実現する目標」を立てる
- 54 目標を実現する:目標は脳裏に焼き付け、世間に公言
- 55 企画書を書く:企画になりそうなネタを日頃からキャッチ
- 56 絵や図を描く:「言葉で説明」よりも「言葉+絵で説明」
- 57 メールを送る:朝イチのメールチェック&返信は5分以内
- 58 楽しく書く:自己成長のための「相棒」に、惜しみなく投資を
- 59 問題を解く:「暗記」3:「問題集」7が勉強の黄金比
- CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力 〜DO〜
- 60 行動する:「自己満足」を「自己成長」に変える
- 61 続ける:結果を出すための究極の成功法則
- 62 教える1:自己成長に最も効果のあるアウトプット
- 63 教える2:探せば見つかり、ないならつくればよい
- 64 集中する:人間の脳は「マルチタスク」ができない
- 65 チャレンジする1:チャレンジ無くして自己成長はなし
- 66 チャレンジする2:「がんばればなんとかなりそう」を繰り返す
- 67 始める:5分だけがんばって「やる気スイッチ」オン
- 68 やってみる:トライしなければ、永久に今のまま
- 69 楽しむ:「楽しい」と記憶力とモチベーションがアップ
- 70 決断する:「ワクワクするほう」を「5秒で」選ぶ
- 71 (言葉で)表現する:つらさや苦しさは、吐き出してデトックス
- 72 完成させる:「30点の完成品」を、時間をかけて磨き上げる
- 73 率いる:「目標」ではなく「ビジョン」を掲げる
- 74 笑う:笑顔をつくると、10秒でハッピーになれる
- 75 泣く:涙にはストレス発散作用がある
- 76 「怒り」をコントロールする:発散ではなく、上手に受け流すべき感情
- 77 眠る:結果が出せないのは、睡眠不足のせいかも
- 78 運動する:1回1時間×週2の有酸素運動が脳を活性化
- 79 危機管理する:「ヒヤリ・ハット事例」をひとつでも減らす
- 80 時間管理する:1日15分の「スキマ時間」を活用
- CHAPTER5 TRAINING〜アウトプット力を高める7つのトレーニング法〜
- その1 日記を書く:カンタンで最高のアウトプット・トレーニング法
- その2 健康について記録する:「体重」「気分」「睡眠時間」を毎日記録
- その3 読書感想を書く:本を読んだら、必ずその感想を書く
- その4 情報発信する:デメリットよりもメリットが圧倒的に多い
- その5 SNSに書く:情報発信の第1ステップ「内輪への発信」
- その6 ブログを書く:「人気ブロガー」になるための3つの秘訣
- その7 趣味について書く:マニア知識をいかして「人を動かす」記事を
書籍要約
説明・アイデア・雑談・交渉など……
すべての能力が最大化する。
日本一情報を発信する精神科医が贈る、脳科学に裏付けられた、伝え方、書き方、動き方
「メルマガ、毎日発行13年」「Facebook、毎日更新8年」
「YouTube、毎日更新5年」「毎日3時間以上の執筆11年」
「年2~3冊の出版、10年連続」「新作セミナー、毎月2回以上9年連続」
……日本一アウトプットしている医師である、ベストセラー作家・樺沢紫苑が圧倒的に結果が変わる「アウトプット術」を大公開。
書評
今まで自分が無意識にやっていた行動とか、別の言い回しで先輩や上司に教わったことが
キチンと解説付きで書かれていて、腹にストンと落ちる感じで読めました。
全部が役立つ良い内容でした。その中でも特に気に入ったのをピックアップしたいと思います。
22 謝る:「謝る」のは「負け」ではない
プライドが高いと自分の自尊心を傷つけられたくないから素直になれないと書かれていた。
読んだ瞬間、昔の言い訳ばかりしていた自分を思い出したし、
最近では会議でいつも言い訳ばっかりしている40過ぎのおっさん社員を思い出す。
プライドなんて持ってても何一つ得にならないから私はいつの頃か捨てました。
年をとるとだんだん捨てきれなくなるので、早めに捨てた方がいいです。ほんと。
24 説明する2:「堂々とした態度」に「裏付け」をプラス
上手に説明するための7つの方法
- 大きな声ではっきりと話す
- 堂々と自信を持って話す
- 最初にポイントを話す
- 話は短くシンプルに
- 例を使う
- 権威を使う
- 数値を使う
ここ数年話す時に気をつけていることがこの項目で書かれていました。
声が小さいとかナヨナヨしてたりとかダラダラ話してると信用できないんですよね。
虚勢だったとしても元気に淡々と話してると嘘でもいけるかもと思います。
ネガティブな人間よりもポジティブな人間の方が成功するといいますし!
36 書き出す2:脳は、同時に3つのことしか処理できない
会社で同じフロアであくせくして頑張ってる同期の人に教えてあげたいですね。
頭にはあるんですよって言いながらいつもスケジュールが遅れてるんです。
人間の脳は他の動物よりも思考力は優れてますが、完璧ではないですからね。
脳にある情報を表に書き出すことをしないとすぐ整理できずにパンクします。
40 TO DO リストを書く:朝イチでやる、1日で最重要な仕事
朝起きてから2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」と言われているそうです。
1日の中でもっとも集中力の高い時間帯です。
その時間帯に、1日のTODOリストを書きます。
1日の流れをまとめることは「成功のイメージ」をイメージトレーニングすることにあります。
TODOリストを書かない人は仕事が終わったら「次なにしよう?」となりますが、
その瞬間に、高まっていた集中力はゼロになるそうです。
例えるなら、400Mリレーで走者交代のたびにバトンを落とすようなチームだと
書かれていてたしかに酷いチームだな(笑 と思いました。
44 ひらめく2:最高のひらめきに必要な4つのプロセス
- 準備する 問題と格闘する
- 問題を脇においておく
- ひらめく
- 検証 ひらめきが正しいか検証
半日頑張っても解けなかった問題が、家に帰って風呂に入ってる時とか
次の日になったら新しい案を思いついて、解決できたっという事象が過去に何度もありました。
1.で脳に詰め込んで、脳が整理し出すと3.でひらめきが出てきます。
緊急の案件では難しいですが、時間を要するような難しい案件は結構この方法で助けられてます。
67 始める:5分だけがんばって「やる気スイッチ」オン
とりあえず行動する。ただそれだけですね。
ほんの5分行動するだけで脳のスイッチがオンになってさっさと行動できるならやった方がいいです!
昔、シャイア・ラブーフという俳優の動画で「Just Do it!」というのがありまして、
だらけそうな時はいつもこの言葉を思い出してます。
あと、同じフロアでやる気スイッチがオフになっている同期にいつもLINEで飛ばしてます(笑
72 完成させる:「30点の完成品」を、時間をかけて磨き上げる
100点満点を目指してじっくり最初から頑張ってるけど、いつになってもゴールが見えない人は
結局70点ぐらいにしかならず、しかも締め切りをすぎたりします。
とりあえず30点でもゴールして、そこから繰り返しブラッシュアップして改修をやってる人は、
最終的に100点に近いところまで持っていくことができるそうです。
FacebookのCEO マーク・ザッカーバーグの名言の一つで
「Done is better than perfect」というのがあります。
これを見た時はパッと気付かずネタかなと思いましたが、
最近では徐々にこの言葉の意味がだんだんわかってきました。
人は本を読んだり、新しい発見があってもそこで終わってしまうので、
なかなかアウトプットまで行かず、結果的に記憶にも深く残りません。
人に話したりブログに書いたり、形として脳の外に出すことで脳に刺激がいき、
自分の成長や結果として残すことができます。
私もブログを通して日々学んだことを結果として残し続けていきたいと思います。
成長し続けるには継続する以外の道はありませんので!