書籍情報

書籍名

チーズはどこへ消えた？

Who Moved My Cheese?

　

著者

著者：スペンサー・ジョンソン（Spencer Johnson,M.D.）

訳者：門田美鈴

　

発行日

2000/11/30

　

　

書籍要約

物語は２匹のネズミと２人の小人がチーズを求めて迷路を探索するお話。

ある時迷路の中で大量のチーズが置かれているチーズステーションを発見する。

　

２匹のネズミと２人の小人はとても喜んでチーズを毎日食べ続けるが、

やがてチーズステーション（周りの環境）が変わり始める。

チーズステーションからチーズがなくなってしまう。

　

２人の小人は慢心しきっていたので、しばらくは周りを探索したり、

いつかチーズが戻ってくるのではという思いからなかなか動けないでいる。

　

２匹のネズミは毎日チーズステーションの様子を確認し、

最近変化が起き始めていることに気づいていたため、

なくなっても動揺せず、新しいチーズステーションを探しに出かける。

　

小人の１人はいつか良くなるだろうと一向にステーションから動かない。

小人のもう１人は変わらなくてはいけないと立ち上がり、探索に出かける。

そして、その時の気持ちの変化を壁に格言として書いていくというお話。

　

  • 変化は起きる
  • 変化を予期せよ
  • 変化を探知せよ
  • 変化にすばやく適応せよ
  • 変わろう
  • 変化を楽しもう！
  • 進んですばやく変わり、再びそれを楽しもう

　

　

書評

人間とは変化する時、現状より酷くなることを心配しおそれてしまう。

また、一度安全な場所を見つけるとそこからなかなか動けなくなってしまいます。

　

ラーニングゾーンを広くしていかないとその先のパニックゾーンが広大になり、

結果として行動できない人間になってしまいます。

　

常に時代や環境が変化することを認識し、

コンフォートゾーンから抜け出し、ラーニングゾーンを常に走り続けることが

自分自身を成長させるための第一歩だと思います。